様々な残念なニュースに触れる度、心が痛みます。
誰でも求めているハズの「幸せ」ですが、特に「幸せ観」が誤っていると、いろいろな努力もかなり無駄に行っていることになってしまいます。
大切な「幸せ」理解が幼児期からしっかり育まれることは、人として、とても大事なことです。
平和とごちそう
一切れのかわいたパンがあって、平和であるのは、ごちそうと争いに満ちた家にまさる。
幸せの直接の表現でなくても、このことばは確かに、「幸せ」の的を射ています。どんなに豪華なお食事があっても、争いがあるよりは、多少慎ましい食卓でも、家族みんなが笑顔である方が、いいに決まっています。当たり前のことですが、案外、簡単ではありません。「本当に、それ、必要なのかな…? 」と落ち着いて考えると、けっこう、要らなかったりすることもあります。いろんなものに目が奪われて、大切なものを忘れてしまうこと、あるかもしれません。頑張ることはとても尊いことですが、あんまり忙しく何かを追いかけるあまり、顔が曇ったり、悲しい気持ちになってしまっては、本末転倒です。一切れのパンをみんなで喜べる家庭は、確かに「幸せ」の場所と言えるのではないでしょうか。もちろん、子どもたちには、もっとやさしく、わかりやすくお話しします。